見てない人に贈る今年の紅白の出来事まとめ
大学1年からテレビがない生活を続け今年で約10年になりました。。。
最近はTVメディアに関心があるので今年は見ましたよ、紅白歌合戦!
個人的なメモとしてもまとめてみました。
結論としては、個人的にはすごく面白かった。
EXILEっていつからあんなに増えたの?
AKBと乃木坂とNMBは仲間?なの?
小林幸子、いつからニコニコ動画の人になってたの?
森進一の「おふくろさん」が鬼気迫りすぎて怖い
などなど
多くの疑問を抱きつつ、知らない歌手も多かったけど、演出方法(電飾?)やディスプレイなどお金かかってそうだなぁという印象(小並感)。
PerfumeのSXSWでやってたのと同じっぽい演出や、椎名林檎の(ずっと正座で歌う)パフォーマンスが好きでした。
ざっくりサマリー
・今年の紅白歌合戦は歴代最低視聴率を記録(関東地区で40%を切ったらしい)
・NHKはジャニーズに乗っ取られた、という批判が目立った
・それでもなんだかんだでアイドル歌手の登場時には高視聴率を記録
・ツイッターの盛り上がりと視聴率はあまり相関なかったみたい
・アニメ枠でラブライブのアイドル声優が歌って踊る。ラブライバー歓喜、お茶の間は困惑の2分間。
・小林幸子がボーカロイド曲を歌い、地上波放送にニコニコ式のコメントが流れる
ネットで話題になっていた記事と感想
・紅白視聴率1部34.8%・2部39.2%で前年割れ、2部は8年ぶり40%割れで過去最低
40%でも十分すごいと思うのだか。
40%切ったヤバイ、と言ってる人はきっと『昔と比較して』ヤバイと言ってる高齢者と業界関係者だろう。
試しに、こちらのページの数値を参考に昭和37年(第13回紅白)から平成27年(第66回紅白)までの54年分の関東地区における紅白の平均視聴率を時系列でプロットしてみた。(関東地区以外の歴代平均視聴率はこちら)
※やっぱり途中で大変そうだと気づいたので中止。リンク先を参照してください。
1984年までは視聴率70%~80%をキープしていて、2000年までに視聴率50%ほどになり、それ以降はどんどん下がっている、という感じのようです。
ちなみに人気の裏番組の視聴率結果は以下。
放送局 | 番組名 | 視聴率 | ||
---|---|---|---|---|
日本テレビ | 『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』 |
(18:30~) 17.6% |
(21:00~24:30) 15.3% |
- |
フジテレビ | 『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX2015』 |
(19:00~) 5.0% |
(20:45~) 7.3% |
(22:30~23:45) 3.7% |
みんな紅白見ないで「ガキ使」見てるもんだと思ってたら、それでも紅白の視聴率の半分もないんですね。へぇー
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RIZINも話題になってたのでもっとみんな見てるのかと思ったら視聴率低い。気になる対戦とその結果だけ知れたらいいかって感じなんですかね。
「私自身は、視聴率が間違っているんじゃないかと思うぐらい、(番組内容が)良かった」
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ちょっと苦しい。。。
・紅白、ジャニーズばかり&意味不明な近藤真彦トリで視聴者はウンザリ…歴代最低視聴率
歴代最低視聴率の犯人探しをしているらしい。このへんの話題はネットでめちゃくちゃ叩かれてる印象
確かにジャーニーズの高齢化アイドル達(V6、嵐、SMAP)の誰かがずっと画面に出てた気がする。司会もジャニーズ。
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紅白は「全ての年代が見る」ことを前提にしているそうなので、出演させる歌手の時代感や支持する層をうまい感じに配置しないとチャンネルを変えられちゃうという課題があるらしい。
今回は、その順番があまり良くなかったことと、「宣伝色が強い」「ジャニーズに侵食されてる」という印象を視聴者に持たれたところが突っ込みどころだったらしい
批判が集まる近藤真彦の大トリについても
近藤は35周年という理由で昨年は派手に活動しましたが、毎年地道に歌手を続けているわけではありません。
その歌手が紅白のトリを務めることに違和感を感じたという声が、多くの視聴者から聞かれます。
近藤が35年間愚直に歌手活動を続けていれば、ここまで非難されなかったと思います
みんな紅白は見なくなってきているけど、紅白に出るキャストにはうるさい。日本人厳しい。。。
ただし、ジャーニーズはともかく、AKB、EXILE、μ’sなどで高視聴率を記録したようなので、なんだかんだでアイドルコンテンツは強いらしい
関連記事:
・ジャニー喜多川社長「ベテラン頑張って」 歴代最低視聴率だった紅白へ提言
ジャニーズ事務所代表の喜多川社長からのコメント。
紅白をジャニーズだらけにしている本人だけに、「お前が言うな」というツッコミでコメント欄が炎上
・紅白歌合戦、ツイート数1位は小林幸子さん復活 話題の歌手に副音声出演の西川貴教さん
紅白放送中に番組の「副音声」としてバナナマンがラジオみたいな放送を会場で行っていたらしい(知らなかったので自分は聞いてなかった...)
ニコニコ動画でも番組を持ち、ネット民にも人気のTMR西川貴教もバナナマンと「副音声」に参加し、地上波放送とは思えぬ自由過ぎるゆるいトークを放送しツイッターで話題になっていたらしい。
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実際にツイート数でも、歌を歌っていないはずの西川貴教が出演歌手を差し置いて1位にランクインするほどツイッターでは人気だった模様(参照)
・短い出番にいきどおりながらもラブライバーはご満悦、μ's紅白出演でお茶の間はほんとうに冷えたのか?
アニメ枠にカルト的人気のメディアミックス作品「ラブライブ!」のアイドル声優が出演。「誰なの?」「アイドルなの?」「アニメなの?」と困惑するお茶の間。
「μ’s」がNHKホールで行われた「第66回NHK紅白歌合戦」に登場。
パフォーマンスを前に今回のために新たに制作されたアニメが公開され、アニメ(二次元)と声優(三次元)が融合したステージが展開された。
μ’sはアニメと同じ衣装を着て、テレビアニメ第2期のオープニングテーマ「それは僕たちの奇跡」を披露した。
ラブライバー(ラブライブの熱狂的愛好者の通称)曰く、『今年赤組が優勝したのはμ’sのおかげ』
流石に空気を読んでるNHKによって「μ’s」の出演時間は2分と超ショートだったためお茶の間はそんなに冷えてないとのこと。
突如、地上波の画面(しかもNHK)にニコニコ形式のコメントが流れてきてネット民大歓喜(上の二枚の画像はニコニコ動画の画面ではなく、実際にNHKで放送された画面!)
関連記事: 小林幸子「千本桜」 紅白2015 (副音声)
流れたコメントは事前に用意してあったものを流していたのかと思いきやニコニコ実況で流れているものをリアルタイムに反映したものらしい。排除しそこねたNGワードなども地上波放送に流れる危険性があったかもしれないのに。。。NHKの本気を感じる。 (実際に「受信料返せ」などのコメントが流れていた)
NHK紅白全放送時間中のツイート数でも「小林幸子」がトップ(参照 )
予想外に、この場面に関してネット民が注目したのは、地上波放送されたコメントに使われたのがフリーフォントである「M+」というフォントだったこと。
些細なことかもしれないが、NHK側がネットの利用をきちんと考えていることの現れだと評価する声も。
この小林幸子の演出は、主観ではすごく話題になった気もするけど視聴率upには繋がらなかったとのこと。盛り上がったのは一部のネット民だけだったと...
(ただし、こちらの記事では高視聴率だったとされている。のちのち公開される視聴率の元データを確認しないといけない)
それでもツイート数がトップだったことを考えれば、「視聴率」の計算に考慮されない、ニコニコ生放送などの「ネット視聴」が実はかなりの数いたのかもしれない。
実際に、すでにクローズドされたニコニコ動画の紅白生放送ページを確認してみると、視聴者数398,372人、コメント数328,318だった模様(参照)
紅白の優勝を決める投票数(参照)が以下くらいのオーダーだったらしいので、やはりニコニコ視聴者(ネット視聴者)の数は少なくないように思える。
「投票者数」と「視聴者数」はまた別の話なのできちんとはわからないが。
ネット、アニメのオタク層も頑張って取り込もうというNHKの姿勢は、これからも紅白が全世代向けの国民的番組の立場を保持しようとする意志表明だと評価するコメントも見られた。
最後に
紅白ツイッターで一番印象的だったツイート
TV視聴率は稼げなかったけど僕も小林幸子を見習って生きたいと思いますまる