データの境界

なんちゃって理系がデータ分析業界に入ってからの汗と涙の記録。

ロボットの進化にも「可愛さ」が必要

最近の話題と言えばこれですね。

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Google(今はAlphabetか?)の傘下でロボット開発をしているAtlas社の新型二足歩行ロボットのお披露目動画。

最初に開発された4足歩行型ロボットがあまりにも不気味すぎて「Googleがのちのち人を殺すであろうロボットを開発している」というようなネガティブなコメントが噴出していたことからすれば随分可愛くなりました。短足なのがなんか愛嬌がある。相変わらず頭にくるくる回ってる部品があるのもかわいらしい。

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大分人間に近いサイズと動きになってきたので、あとは脳みそを入れて自己学習できるようになればSFの世界が来ますね。もうこれは時代が変わる一歩手前でしょ。Googleが世界を変えるのか...

 

それにしても、一般市民はこれを見てもあまり驚かないですね。ロボットが進化してきている様子を見るのもすでに世界でもお馴染みの風景となり日本人は特に驚いていないようで。まあアシモくんとかいますし。「転んでも自力で起きれますよ」というパフォーマンスではそこまで驚けない。

でも、みんなが反応したのは別の所のようで、自力復帰する能力のパフォーマンスのためわざと倒されるロボットを見て、「人間にいじわるされてかわいそうなロボット」と世界中で認知されたところがおもしろい。人型となったところで一気に親近感が湧いたのだろうか。

人間に倒され続ける歴代のロボたち↓

motherboard.vice.com

 

「なぜ我々はロボットが倒されるのを見て申し訳なく感じるのだろう?」という記事も書かれててウケる(特に意見などは書かれていない)

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「そんなことしてるからこんな未来になっちゃうんだぜ」という以下のツイートのgif動画も最高

 

 

昔、知人に「"目が大きい動物ほど人間にとってかわいいと感じられ、保護対象となる可能性が高い"、という内容を書いた本があるよ」ときいたことがある。「可愛くあることの重要性」というタイトルが付けられた内容らしく、"人間の容赦無い外見至上主義を指摘した内容"とされているらしい。

【可愛くあることの重要性】 絶滅危惧種の保護にいくら寄付が集まるかは目の大きさに左右されている - Togetterまとめ

 

Boston Dynamicsのロボットにアイコンとしての"目"はなさそうだが、外見的な親近感や可愛さを手に入れたことで一気に人間の"保護対象"になってきた感がありますね。かわいいロボットはきっと人間を殺さないね!

まあ人間の感覚なんてそんなもんですよ、と主題ではないところで感慨深くなっているのでした。