データの境界

なんちゃって理系がデータ分析業界に入ってからの汗と涙の記録。

医療AI、爆誕!!!

人工知能」と名の着くニュースはまず疑え。 と...わかってはいるんだがテンションがあがる。

www3.nhk.or.jp

女性患者の1500に上る遺伝子の変化のデータを人工知能に入力し分析したところ、人工知能は10分ほどで女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっていることを見抜き、抗がん剤の種類を変えるよう提案したということです。 

単純に、論文を大量に読み込ませて自然言語処理させて治療法案のレコメンドを提示しただけかと思ったら、遺伝子情報をインプットデータにして分析っぽいことまでしてる... そんな高度なこともう出来るようになってたの...

(実際に"じんこーちのう"が何をおこなっているのかは全く謎だけど)

まさか、「人工知能」と「ヘルスケア」タグを同時に付ける記事をとうとう書いてしまうとは。。。

 

医療用人工知能が超膨大な情報を元に機械学習で出す治療案はすでに人間には「なぜそれが良いのか」理解できない。反対に、人間の医師はコミュニケーションを通じて(その医師の技量に依存してしまうが)納得感のある治療を行ってくれる。


最近お気に入りの漫画「AIの遺電子」の診察シーンにも、

私(医師)が行った検査では異常が見つからない。
なので"超高度AI医療"の受診をおすすめする。
ただしAIが施した治療は人にはなかなか理解が難しい。もし人の手による解決を望まれるなら別の医者を紹介する

というようなセリフがある。

これはまさに未来の「診断結果あるある」になりそう。


未来の医療がすべてAIに取って代わられるわけではなく、「人の手によるコミュニケーションを通じた治療」を望む人もきっとたくさんいる。


上記のリンクのインタビュー動画でも患者の女性が、"先生と人工知能にダブルでお墨付きをもらったような安心感があった"と話されている。


未来の医療は「人(人間の医師)による安心感・納得感」と「AIによる科学の結晶」を患者がシーン別に選択して治療を受けるスタイルになることは間違いない。

 

AIの遺電子 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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AIの遺電子 2 (少年チャンピオン・コミックス)

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