データの境界

なんちゃって理系がデータ分析業界に入ってからの汗と涙の記録。

もはや"食糧廃棄問題"を解決する唯一の手段は「データ活用」しかないと思う

今日はちょっと重い話題を。

www.nishinippon.co.jp

 

弊社社長が話題にした記事です。データ分析と何が関係が?、というと、日本では「食糧問題」がかなり大きな問題として横たわっています。食糧問題と言っても、廃棄食糧が多すぎる、という問題です。これは理屈としては、需要よりも供給のほうが多いから起こる問題です。なので、データ分析によって精緻に需要予測すれば食糧の廃棄はもっと少なくなるはずなのです。もしかすると、現実的な方法として、日本の食糧廃棄問題はデータ分析でしか解決できないのかもしれません。これは私も非常に関心がある問題です。

 

で、リンクの記事ですが、その廃棄食糧(このリンク先ではそんな言葉は使われていませんが意味合い的にはそうです)を食べるものに困っている貧困児童に配布しようというお話です。

もちろん、この記事をシェアしたSNSのポストではいろいろな議論が巻き起こっています。基本的にはネガティブ意見です。しかし中には賛成意見もあります。「コンビニ弁当はもはやそこまで悪いものではない」「消費期限が切れていないなら、腐っていないのだから問題ない」「自分もよく、ちょっと期限がきれたものでも食べている。だから別に抵抗はない」「いや、そもそも子供からすると"食べれないこと"が最も不幸なのだから、反対する人たちはホントの貧困がなんたるかわかっていない」といった感じです。

 

この問題の根っこはなんなんでしょう。。。

たとえば、コンビニごはんのような一部の人が"ゴミ"と呼ぶ食べ物ではなく、一流フランス料理店の残り物なら子供に与えて良いのか?いや、それでも「子供に乞食のようなことをさせるな」とか「なぜそんないいものを食べさせるのか」とか言う人がいそう。じゃあ何を与えることが貧困児童にとって"適切"なのでしょう。。。いやいや、"与える"とか上から目線もやめろ(最初に戻る

 

まぁ、そういった議論が不毛であると思うからこそ、我々のような職業の人が最適な食料供給・分配などの領域にもコミットしないといけないのだと思っています。食糧廃棄問題を聞く度にこの問題の重さと放置のされ具合にも悲しい気持ちになります。