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データの境界

なんちゃって理系がデータ分析業界に入ってからの汗と涙の記録。

データサイエンス(人口知能)は本当に人間に"冷たい"のか?

TEDでのデータサイエンスネタということで公開を楽しみにしていた動画。

データサイエンスの取り組み例として教育と医療の分野を引き合いに出しつつ、人工知能的なものが更に進化し人間の仕事を一部奪ったとしても、人間には「コミュニケーション力」と「創造力」があるので、その部分で機械に勝てるし、機械は所詮道具であるのでその道具を使いながら人間はもっと「人間らしい仕事」に注力でき、より豊かな人生を創造するように機械と共生できるだろうというお話。人間の『想像力と創造力』を使って未来を作りましょうと締めくくる。

 

人工知能の話になると話題に上がるのは「ターミネーターみたいな戦争が起こる」「機械に取って代わられる職業トップ10」とかなので、機械は人間の生活を"侵略"してくる敵対的存在みたいな印象を与えられる。そういった点から、「データサイエンス」「人工知能」は人間に"冷たい"という印象を抱くが、そうではなくむしろ人間の生活を豊かにしてくれる"温かいものだ"と説いているのだと感じた。

 

「コミュニケーションができるという点で人間は機械よりも有意だ」という点に関しては、例えば病気の診断に関して、機械は「これまでの膨大な統計データと参照しても、お前は5年後に◯%の確率で死ぬよ」と結果を通知してきても、やはり人間の医師にも意見を聞きたくなる。なぜなら機械にはコニュニケーションが出来ないから。もしかするとミスを犯す人間より機械はより正解に近い答えを出しているのかもしれないが、それでも人間は、「辛い」と伝えるとまゆを潜めて声のトーンを落とし、「大丈夫ですか?どれくらい辛いですか?いつから辛いですか?」と"対話"してくれる人間の医師を信用するのかもしれない。データサイエンス業界に居るものとしては、「いやいや、それでも科学の叡智としての機械の結果を信じようぜ!」と言いたくもなるが、人間医師を信じたくなる気持ちも十分にわかる。この辺のお話は以前書いた自分の入院記にも書いたので共感できる部分でもある

kskbyt.hatenablog.jp

 

いろいろな記事を読んでいると、人工知能は人間にとって脅威なのか?というお題に対しては、『人間には「コミュニケーション力」と「創造力」があるので、その部分で機械に勝てるのでダイジョブ』という回答が一つの通説化してきている気がする。